【あいホーム】(株)石塚工務店|代表取締役 石塚 一 氏|茨城県筑西市
【プロフィール】
茨城県筑西市(旧 下館市)出身。18歳の時にバイトで始め、建築現場の仕事の虜に。
2008年5月に㈱石塚工務店を設立。木の素材を活かしたデザインと材料の自社加工にこだわる細かな職人仕事によって注目を集める。モット―は「めんどくさいを楽しむ」趣味は「自動車カスタマイズ」。
■「自然素材は、年歳(とし)をとるごとに顔を変える。人間と一緒です」
Q)石塚工務店の業務内容と特徴について教えてください。
木造注文住宅の施工・販売をしていて、一番は天然素材にこだわっています。天然素材は体に優しく味わい深いものですが、逆に反ったり、伸びたり、縮んだりと扱いが難しくクレーム対象になりやすいので、大手ハウスメーカーさんなどはあまり扱いたがらないモノです。それだからこそ、うちはその良さを最大限生かして、お客様に喜んでいただこうと取り組んでいます。天然素材は、使っていくと年々、年齢(とし)をとるごとに顔が変わって味わい深くなっていくのがやっぱりいいですよね。人間と一緒です(笑)。
Q)この仕事に就いたきっかけを教えてください。
18歳の時に軽い気持ちでバイトを始めたのがきっかけです。もちろん初めは、言われたことをやるだけだったんですが、自分のやったことが形として残ることが凄く面白くて!で、そのあとはどんどん仕事をしていくうちに、深みにはまって気づいたら27年って感じですね。(笑)形として残ることの面白さは今も変わらないですが、最近はお客さまと一緒に形にすることに重みとやりがいを感じています。
■「PRと真剣に向き合って、狭いエリアの外に出ることができた」
Q)PRに積極的に取り組んでいらっしゃいますが、いつ頃から力を入れ始めたのですか。
2年くらい前に知人から勧められたのがきっかけですが、正直「知らない人が読んでくれるわけないよな~」なんて思ってました。(笑)でも今では、初めて来るお客さんは必ずwebやfacebookを読んで来てくださるので話をしやすいです。元々は、webなどは一切やっていなかったので、地元の知り合いやその紹介が集客のメインで、すごく狭い世界から出ることはありませんでした。でも、今では近隣以外から幅広く問い合わせをいただいたりエリアが凄く広がったのを実感しています。
Q)公式ページでは、ご自身を「大工社長」と名乗られたり様々な工夫されてますが。
そうですね。「大工社長」は、単純に競合の大手ハウスメーカーさんとの違いを出したくて。メーカーの社長さんは、みなさん大工ではないですよね。だから、そこの違いが、お客様の信頼に繋がれば自分たちのひとつのブランドになるのかなと思ったんです。また、工務店は職人のマイナスイメージが強すぎて敷居が高く相談しにくいという声もよく聞いていたので、スタッフ紹介にイラストを使って親しみやすさを出したり、PRと向き合うようになってお客様の目に自分たちがどう映っているかを真剣に考えるようになりました。「でも、イラスト全然似てないよね!」とかお叱り受けたりしてますが。(笑)
■実際PRの効果は売上アップにつながっていますか。
Q)実際PRの効果は売上アップにつながっていますか。
はい。始める前に比べて、受注件数で約3倍にはなっています。PRによって初めて存在を知ってもらうことは勿論大事ですが、その前に自分たちの商品の何をPRしていくのかを整理し直すことが受注にはとても重要なことだと思いました。実際うちは、商品を一度見直し、お客様が注目されている「長期優良住宅」の標準仕様と、「基本料金プラン」を設定し明示することにしました。
Q)「長期優良住宅の標準仕様化」は、申請作業含め手間と費用がかかりますよね。
そうですね。確かに、大変ですがお客様からの質問が凄く多かったんです。じゃあ、お客さま目線でそれが標準仕様化されていたら安心するのではと。うちは、人数も少ない会社なのでこの部分は「快適住実の家」のサービスと提携してお客さまにご提供させていただいています。
Q)「基本料金プラン」を設定したのはどうしてですか。
やっぱりこれもお客さまからの声だったんですが、「家を建てるのに、幾らかかるのか分かりにくい」と。お客さまも当然予算があるわけですから、その予算で相談できることをご自分で知りたいですよね。そこで、出来上がりイメージとあわせ自社製品の「基本料金プラン」を作りました。この部分は、とても受注UPには大きかったと思います。
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インタビュー後編「家造りは“めんどくさい”を楽しむ仕事。」
あいホーム。株式会社石塚工務店
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