【あいホーム】(株)石塚工務店|代表取締役 石塚 一 氏|茨城県筑西市

【プロフィール】
茨城県筑西市(旧 下館市)出身。18歳の時にバイトで始め、建築現場の仕事の虜に。
2008年5月に㈱石塚工務店を設立。木の素材を活かしたデザインと材料の自社加工にこだわる細かな職人仕事によって注目を集める。モット―は「めんどくさいを楽しむ」趣味は「自動車カスタマイズ」。


■ 親方に言われた言葉。「大いに工夫すると書いて、大工と読む。それがこの仕事」

Q)大工という仕事と向き合う中で、一番大切にしていることは何ですか?

若い頃からお世話になった親方によく言われた言葉があるんですが、「大工っていう字は、大いに工夫するって書くから大工なんだよ」と。この言葉をいつも考えながら、毎回家造りに向きあっています。特に木を扱うってことは、そこが凄く大切で、木をいかに工夫して使えるかによっていい家になるか、悪い家になるかが決まってしまう。こればっかりは正解がないので、もっといい方法がないかと常に考えています。


「床材、窓枠など使うものは、自社加工。これだけは譲れない」

Q)「石塚工務店」だからこそ出来る、これだけは他店に負けないというセールスポイントは?

それは、やっぱり自社加工です!さっきの「大いに工夫する」という点にもつながるのですが、床材窓枠など使う資材は、自社加工しています。これは、お客さまの要望・こだわりにお応えする為には、とても重要なことで、既成加工品では、仕様が決まっていて出来ることに制限ができてしまいます。「めんどくさければ、めんどくさい程楽しい!」と思えるかで差がでるのがこの仕事。正直手間はかかりますが、これだけは、譲れないですねえ~。(笑)

■「見せ場=自分のやりたいこと」を、いかにお客さんに伝え興味を持っていただけるか

Q)実際お客様が、「石塚工務店」に決めるポイントってどこだと感じていますか?

やっぱり予算は重要ですよね。必ずお客様は、その心づもりを持っていらっしゃいますから。ただ、その中でいかに“見せ場”をご提案できるかがポイントだと思ってます。ほとんどのお客様は、出来上がりイメージを漠然としか持っていらっしゃいませんから、イメージを一緒に膨らませていくことから始めます。私の場合、まずは自分がやってみたいことを提案するようにしています。その方が、こちらの熱量も伝えられますから話が広がっていきます。もちろん全てその提案通りになるわけではありませんが、イメージ作りの起点になることは間違いないですし、そこからプロとして信頼していただけるのではと思ってます。

Q)公式webにある「With Making Story」は、その実例ですか?

そうですね。うちで建てさせて頂いたお客様の実例で、いずれもたくさんお話をしてから発注を頂き、一緒に完成させた家なので職人としての自分とっても凄く大切なモノですね。お客さまが、愛着を持って生活をされているのを感じて大工冥利につきます。


Q)最後に、石塚社長が考える「いい家」とは?

やっぱり、建てたお客さんが笑顔で暮らせる家ですかね。正直、お客さまとの関係は家を建ててから永くスタートするモノだと思ってます。出来るだけ、トラブルが少なく大きなメンテナンスにお伺いする必要がないこと。お客さまにストレスをかけないという意味で凄く大切なことだと考え、これを実践するような家造りを心がけていきたいです。

取材後記)
優しい表情の中に、職人としての27年間の自信とプライドを感じる約1時間でした。大手住宅メーカーにあって自分たちに足りないモノを、お客様へ分かりやすく伝える努力と言い切り、「工務店も変わらなきゃ」と強くおっしゃっていたのがとても印象的でした。その裏には、技術では絶対負けないという職人としてのプライドも。頼れる笑顔の素敵な「茨城の匠(たくみ)」を見つけました。


あいホーム。株式会社石塚工務店
〒308-0064 茨城県筑西市飯島555-2
TEL)0296-48-8604
E-Mail)info@ishitsuka1.jp
公式ホームページ → http://ishitsuka1.jp/


「いつもニコニコ笑顔の奥に、プロの鋭い観察眼。」 齊藤 明  ジャパン建材㈱営業推進部推進課 埼玉県行田市出身(小説「陸王」の舞台です)B型 好きな映画/「ロッキー」 好きな食べ物/...