サラホーム/株式会社桜建築事務所|代表取締役 熊坂 利幸 氏|神奈川県愛甲郡

【プロフィール】
神奈川県愛甲郡出身。大学卒業後、大手ゼネコンでの設計に従事した後、家業である㈱桜建築事務所に入社。7年前に代表取締役に就任。いち早く時代の変化に対応し、「フルオーダー・高機能」商品を積極的に展開し、オリジナルブランド「いえらぼ」「レスモア」などを立ち上げ現在年間約30棟以上の受注を誇る人気工務店に成長させた決断力ある経営者。自身も設計者であることから、「解決策は、絶対何かある!」という信念で「家造り」に取り組む。
好きな言葉/「不易流行」(変えてはいけないものを持ちながら、新しい変化も取り入れていく)
趣味/「自宅菜園での野菜作り」
好きな映画/「海賊と呼ばれた男」(映画館で泣いてしまいました)


■ 自由設計×高機能住宅へのこだわり。約90%が、新築注文住宅。

Q)㈱桜建築事務所の業務内容と特徴について教えてください。

神奈川県央~東京八王子周辺を対応エリアとして、新築注文住宅の設計・施工とリフォームを行っています。現在は約90%が新築注文住宅となっています。弊社の特徴としては、自由設計と高機能住宅にこだわっています。

Q)熊坂社長が家造りの仕事に就いたきっかけは?

元々父がこの会社を創業していたので、幼い頃からその背中を見て建築の仕事をとても身近に感じていました。大学で建築学を学び、卒業後は大手ゼネコン会社に入社し、約5年間マンションや公共施設の設計に携わりました。日々の仕事に打ち込む中、心の中で「家造りは、面白い。そこに帰りたい!」という気持ちが強くなり、㈱桜建築事務所に入社しました。そこから、家造りの仕事が始まりました。ただ入社当時は、まだ公共事業の工事なども行っていたので新築住宅の受注は年間2~3棟でした。そこから、社長とも相談をして業務内容を「家造り」1本に絞り走り始めました。とにかく目の前のお客様に満足して頂くことだけに集中し、設計に没頭してました。その結果、翌年には受注数が一気に12棟に増え、毎日大変でしたが、とてもやりがいを感じることができました。


【㈱桜建築事務所/神奈川県愛甲郡愛川町】

■ オリジナルブランド「いえらぼ」と「レスモア」

Q)現在、オリジナルブランドとして「いえらぼ」と「レスモア」を展開されていますが?

はい。弊社は、お客様の理想の家造りを叶える為にオーダーメイドを前提としています。その中で、「いえらぼ」は完全フルオーダーで、「レスモア」はセレクトオーダーで10のプランからお選び頂くようになっています。ただ、どちらも基本的機能は高性能を標準装備させています。

【「いえらぼ」施工実績  上/外観   下/リビング】

Q)そもそもこの2つのブランドを立ち上げたきっかけは、何ですか?

元々は、弊社もローコスト住宅をメインに業務を行ってきました。しかし、約10年前くらいから時代のニーズというかお客様の求めるものが変化してきていると感じるようになっていました。いい家というモノの定義が変わってきたというか。それまでは、若い世代の人たちにも手に入ることが大切な要件、ローコストが重要なテーマでした。しかし、毎日の暮らしの中での満足度を重要視するようになりデザインはもちろんのこと、夏は涼しく冬は暖かいといった機能性にもお客様が目を向けるようになってお客様の目線がより高くなってきたと感じていたんです。そこで、「今変えないとダメだ!」と考え、代表取締役に就任した7年前に「ローコスト住宅」から現在の「高機能オーダーメイド住宅」へ方針転換しました。

■ 時代の風を感じ方針転換。しかし、毎日不安で眠れなかった3年間。

Q)方針転換してからは、順調に推移されましたか?

いいえ。始めは全然でした。全く売れなかったです。当時弊社が持っていた顧客リストなどは、全てローコスト住宅のモノだったのでお客様とのニーズが合わなかったんでしょうね。3年間は、本当きつかったですね。毎日、不安で夜も寝れなかったです。それまで、「ローコスト住宅で成果も出てましたからやはりローコスト住宅も販売した方がいいのでは?」という声も聞こえてきました。ただ、経営者の自分がブレたら社員のみんなが不安になるので、自分の頭の中で常に自問自答していました。そこで、気づいたのがまずは造りはじめようと。社員および職人にも、高機能住宅の仕様を経験し、良さを実感してもらい、「この商品でいいんだ!」と1枚岩になることが大事だと思ったんです。それで、当時は価格に転嫁させずにローコスト住宅に近い価格帯で高機能を装備し、利益率10%を切った状態で受注をしていました。未来への投資だと思い、苦しかったですが歯を食いしばり続けました。そうすると、まずはお客様からの「すごく満足している」という声が現場に届き始め、社内の空気が変わりはじめたんです。そこからオーダーメイド仕様など少しずつ商品を充実させ現在のブランドまでたどり着きました。越えたから言えるのですが、大変でしたけど、経営者としてはとても大きな経験となりました。


【サラホーム ㈱桜建築事務所公式WEBページ】

■ 家族が、毎日を楽しく暮らす。その為の「家造り」を考えていきたい。

Q)ホームページにコンセプトとして「かぞく、楽んでる?」という言葉がありますが。

はい。弊社の家造りの大事なコンセプトとして載せています。この言葉は、社員みんなで考え見つけた言葉です。もっとカッコいい言葉は、他にもあると思いますが、変に飾らず、わかりやすい言葉でまっすぐ伝えることが大切だと思っています。家造りにおいてデザイン、機能性などはもちろん重要ですが、それらは全てお客様に家を好きになってもらう為のモノ。家を好きになってもらい、その家に集まり、そこで家族が楽しむ。「家造り」の過程も、家を好きになってもらう為には、重要なプロセスです。一番初めのお顔合わせから設計・施工はもちろんのことお引渡しまでの期間全てを、お客様にも楽しんでいただける「家造り」を意識しています。


【完成後、お客様に「家造りの想い出」としてお渡しする写真集(無料)】

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インタビュー後編「何でもやりますではなく、お客様の為の“本物の自由設計”を」


サラホーム㈱桜建築事務所
〒243-0303神奈川県愛甲郡愛川町中津3367-7
TEL)046-285-0351
E-Mail)sarahome@sakurakentiku.jp
公式ホームページ → http://www.sakurakentiku.jp/


Written by おとわさん
「常に社会情勢にアンテナをはる事務局きっての情報通。」 音羽 翔  ジャパン建材㈱営業推進部推進課 宮城県仙台市出身 AB型 小さい頃の夢/理科の教師 趣味/バスケットボール(学生時...