サラホーム/株式会社桜建築事務所|代表取締役 熊坂 利幸 氏|神奈川県愛甲郡

【プロフィール】
神奈川県愛甲郡出身。大学卒業後、大手ゼネコンでの設計に従事した後、家業である㈱桜建築事務所に入社。7年前に代表取締役に就任。いち早く時代の変化に対応し、「フルオーダー・高機能」商品を積極的に展開し、オリジナルブランド「いえらぼ」「レスモア」などを立ち上げ現在年間約30棟以上の受注を誇る人気工務店に成長させた決断力ある経営者。自身も設計者であることから、「解決策は、絶対何かある!」という信念で「家造り」に取り組む。
好きな言葉/「不易流行」(変えてはいけないものを持ちながら、新しい変化も取り入れていく)
趣味/「自宅菜園での野菜作り」
好きな映画/「海賊と呼ばれた男」(映画館で泣いてしまいました)


■ 大手住宅メーカーとの差別化。「本物の自由設計」と「自社の職人による施工管理」

Q)大手住宅メーカーとの差別化については、どう取り組まれていますか?

この点は、我々もきちんとお客様にも伝えたいと思っています。弊社の場合は、大きな点として2つ挙げられると思います。1つ目は、お客様の要望を最大限に生かした「本物の自由設計」をご提供すること。
2つ目は、弊社の設計住宅の施工現場は、「自社の職人」が責任を持って管理することです。

Q)1つ目に挙げられた「本物の自由設計」とは?

我々のような工務店が、まずは大手住宅メーカーとの比較の中で選んで頂く為には明確に渡せる ものを持ってなければダメだと思っています。弊社の場合はその1つがこの「本物の自由設計」だと考えています。家造りは、本来お客様の要望を形にするものですが、価格、仕様など会社側の都合 から前提条件を考えてしまい「本物の自由設計」を提供していないのでは?と。弊社は、元々設計 から始まった会社なので、「常に、解決策は何かある」とアイデア出しを諦めないという社風のよう
なものがあるので、全力で取り組んでいます。

Q)それは、お客さまのニーズには何でもお応えするということですか?

いいえ。それは少し意味が違ってて何でもやりますではありません。「家造りのプロとしてお客さまの望みを叶えたい」ということです。お客様の声に、きちんと耳を傾け大切にしたいポイントを的確に読み取り、もし仕様などで問題ある場合はご指摘することは当たり前です。その上でそれに対する解決策をご提案するということが「本物の自由設計」と考えます。しかし、これを実現する為には様々な点でスキルアップを図らなけらばなりません。設計に関して言えば、仕様を決めないということは様々な多岐に渡ったジャンルを日々勉強していないと対応できません。それは、当然デザインだけではなく使用する建材などについても最新の知識を必要としますからとても大変なんです。


【「いえらぼ」施工実績 上/外観 下/リビング 】

■ 「設計&施工現場」は、料理でいう「レシピ&料理人」の関係。

Q)2つ目に挙げらている「自社の職人による施工管理」とも関係があるのですか?

はい。当然のことながら、1つ目の「本物の自由設計」を実現する為には、施工現場での作業がとても重要になってきます。「設計&施工現場」は、料理でいう「レシピ&料理人」という関係に例えると分かりやすいと思います。いくら優れたレシピがあっても、それを具現化する料理人がいなければ作れません。そういう意味では、弊社が設計施工する現場はすべて自社の職人による施工管理を基本としています。職人としての腕も勿論大事ですが、それと同じくらい設計がお客さまと一緒に作りあげた想いをどれだけ理解して現場作業にあたるかが凄く重要だと考えています。設計と施工現場の2つがしっかり重なり合って機能してこそ「本当の自由設計」が実現できると考えています。これは、なかなか大手住宅メーカーでも、できないことだと思っています。

■ お客様から選ばれる理由・・・「それは、やっぱりウチの人間力」。

Q)お客様が「サラホーム」を選ぶ一番の理由は、何だと思われますか?

先程、お伝えした「本物の自由設計」も勿論大切なセールスポイントですが一番はやっぱり人ですかね。ウチの社員みんなの人間力だと思います。広報、営業、設計、施工現場など各パート毎の人間がそれぞれの仕事を通してお客様ときちんと向き合っていることが大きいですね。一番初めは、営業担当しか名前を知らない方が、完成の頃には関わった全員の名前を知って頂き親しくさせて頂けるんです。嬉しいですよね。


【営業、広報、設計、施工管理の各部門がひとつになって、「本物の自由設計」を実現させている】

Q)最後に、熊坂社長の考える“いい家”とは?

そうですね。「家族との時間がたくさん生まれる家」ですかね。デザインや機能性は、出来上がった家を好きになってもらうのに必要な要素なんです。まず、家を、好きなってもらい、大切にしてもらう。その中で家も、家族と一緒に年齢を重ねていく。完成後、どれだけの想い出が生まれたかが「幸せな家=いい家」なのかなと。その為の気持ちの良いスタートをお客様に提供するのが僕らの家造りという仕事なのかなと思います。

取材後記)
神奈川県愛甲郡にある事務所で取材させて頂きました。取材中に言われた「自分の想いをわかる職人とだけ仕事をしたい。それが、お客様の為でもある」という言葉が頭に残りました。スキルは勿論大切だがそれをきちんと使いこなす為には、ハートの部分が凄く大切だと。毎年、施工実績を伸ばし、お客様から絶大なる支持を集める理由は、やはり熊坂社長の人間力によるところが大きいのではと思いました。


サラホーム㈱桜建築事務所
〒243-0303神奈川県愛甲郡愛川町中津3367-7
TEL)046-285-0351
E-Mail)sarahome@sakurakentiku.jp
公式ホームページ → http://www.sakurakentiku.jp/


Written by おとわさん
「常に社会情勢にアンテナをはる事務局きっての情報通。」 音羽 翔  ジャパン建材㈱営業推進部推進課 宮城県仙台市出身 AB型 小さい頃の夢/理科の教師 趣味/バスケットボール(学生時...