今回の快適めしのお店) 
洋食店「パルフェムン(Parufait MUN)」
住所)神奈川県秦野市南矢名1-15-5 平井ビル 2F
営業)11時30分~22時
休日)不定休


2018年も宜しくお願いします。毎年福岡に帰省して食べるのは「近所の精肉店特製唐揚げ、山桃の砂糖漬け、“大砲ラーメン”の昔ラーメン」と決めているうっしーです。今年最初の「快適めし」は、神奈川の匠 豊木材(株)様からご紹介いただいた地元で長く愛されているという洋食店「パルフェムン」に突撃です!
今回取材で訪れた神奈川県秦野市の小田急線東海大学前駅の近くにお目当てのお店があるとのことで、取材終わりに早速向かいます。駅前はきちんと整備されていて、大学が近くにあるせいでしょう、学生らしき若者を多く見かけます。駅前デッキを下ると、すぐにとある建物が見えてきました。

ここだけ何かが違う!周りは比較的新しめの店舗が多いなかで、このビルだけ年季を感じさせる佇まい。ここは時間が静かにゆっくりと流れている感じがする・・・。これはと思って、横断歩道を渡りビルに近づくと・・・

ビンゴ!ここの2階にお店があるようです。それにしても、この看板のデザイン、個人的にすごく好きですね。看板の曲線から字形に色合いと、古き良きを体現する完璧なバランス感じゃないでしょうか。この奥ゆかしくも品のある雰囲気、入る前からがっちりハートを掴まれちゃいます。

お店に入ると、そこはザ・洋食店!ふと、自分が幼いころに初めて連れて行ってもらった地元の洋食店の光景がフラッシュバックしてきます。初めてなのに懐かしいこの感じ、落ちつく・・・。しかし時間は3時過ぎ、結構お腹が空いています。メニューには日替わりランチなど載っていましたが、実はご紹介いただいた際に「黒板に書かれた料理が美味しいよ」と言われていたのです。これはうっしー的グルメ哲学「グランドメニュー以外のメニューがあれば、絶対に美味いから頼むべし!」に当てはまります。そういうメニューこそ、お店のイチオシだったりするんですよね~。

店内を見渡すと、いたるところに黒板メニューが飾ってあります。そして、ありました「パルフェムン おすすめプレート」の文字。ビーフステーキきの子オムライスと悩みましたが、美味いもの×美味いもので200万パワーな感じがする「ビーフシチュー&ハンバーグライス」に決めました。さてさて、期待が膨らみます!

■ おすすめプレート「ビーフシチュー&ハンバーグライス」¥1,580―(税別)

食欲をそそる香ばしい香りを引き連れながら、やってきました今回の「快適めし」!ふんだんに使われたシチューソースのなかには、贅沢にビーフがごろごろ入っているじゃありませんか。そして、中央に位置するのは洋食の王様ハンバーグ!学生が多い土地柄もあるのでしょう。このボリューム満点な一品は腹減り状態にはたまりません!さて、まずはハンバーグから一口。

あー、美味しい・・・。一口だけで、ほっとする味です。洋食店で食べるハンバーグの安心感はなんなんでしょうね。このお店では初めて食べるのに、やっぱり幼いころからよーく知っている味、ハンバーグは美味しいんだって!派手さはなくとも親しみ深い味わいに心が穏やかになっちゃいます。そして、じっくり煮込まれたビーフはとても柔らかくてしっかり味がしみ込んでおり、優しい味に身も心もあったまります。お腹が空いていたので結構ガツガツ食べていたのですが、心はゆったりと落ち着いていました。前回の熟成肉とはある意味真逆と言っていいでしょう。この正統派な家庭料理って感じも良いなぁ…。


また、このお店は雰囲気がいいんです!ボサノヴァやジャズ調のBGMが流れていて、洋食器やワインボトル、観葉植物で飾られた店内は、まさに洋館の食堂のよう。使い込まれて少し色あせたカウンターや椅子には、昔から地元の多くの人々がこの場所で過ごしてきたんだろうな~と思わせられます。とても品があって、それでかつ日常の延長上にあるような、懐しさが。地元の人に長く愛されてきたという言葉にも頷けます。こんなお店が近所にあると、なんかいいですよね~。この後仕事でなければ、食後のコーヒーと一服でもう少しこの雰囲気に身を委ねていたかったのですが。

どうやら、こちらのお店は開店から40年ほどになるそうで、店頭でケーキを売っていたり、夜はアラカルトとワインを楽しめたりと、いろんなシーンで人々から親しまれてきたとのこと。ところで、この長く地元に根付いてきたことの安心感って、「工務店」の魅力の一つと重なるのではないでしょうか。すなわち、地元のことを昔から知っていて、いつでも気軽に頼れる存在としての「匠」です。そんな魅力の一端を今回の「快適めし」で少し実感できたような気がします!今年もこんな感じで、匠と食の深イイっぽい記事を書いていければなと思っておりますので、よろしくお願いいたします!

Written by うっしー
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