今回の快適めしのお店)そば処『朋(とも)』
住所)茨城県筑西市玉戸987-17
営業)11時~14時ランチのみ
休日)水曜、第2日曜休み
みなさん、はじめまして!事務局で一番の若手&自称行動派のうっしーです。
取材の際に、伺った街で気になるお店にふらっと入ってみたい衝動にかられてしまいこんなブログ企画立ち上げちゃいました。題して「快適めし」。趣味と実益を兼ねた我ながらナイスな企画、全力で取り組んでいきたいと思います。もちろん匠の住む町それぞれの魅力もお伝えしていきます。初めてとなる今回は、茨城県の匠「石塚工務店」さん取材の帰りに見つけたおそばやさん「朋(とも)」。
突然ですが、実は私うっしー蕎麦をちゃんと食べるようになったのは大学に入る為に上京した18歳からなんです。というのも九州福岡出身の自分としては、麺類といえば勿論「とんこつラーメン」そして「うどん」だったので、東京で美味しい蕎麦屋でそばをいただくという楽しみを知ったとき、まさにカルチャーショックを受けました。
日本酒からはじめて、肴をつまみながら、最後に蕎麦で〆る・・・。蕎麦屋の素朴で品のある佇まい、そして、日常から切り離された穏やかな時間のなかで味わう蕎麦・・・。まったく知らない世界に、青二才だった私はすぐ魅了されました。今でも特別に落ち着きたい昼下がりには蕎麦屋に向かってしまいます。そう、私にとって、蕎麦屋イコール東京の文化であり、私は蕎麦屋で大人になったと言っても過言ではないのです。
つい話が脱線しましたが、とにかく私うっしーは蕎麦に目がないわけで取材の帰りにふとそば処の文字を見つけてしまった時には、やはり入られずにはいられないわけでして・・・今回取材で訪れた茨城県筑西市のJR玉戸駅に向かう途中見つけちゃいました。
どうですか?なかなかの店構えですよね。これは、うまいに匂いがしてきました。
■「美味しい蕎麦屋では、サイドメニューも必ず頼むべし!」
暖簾をくぐり年配の店主さんに軽く会釈を交わしながら、案内されたカウンター席に着きます。まずメニューをみると・・・おっと、あるではないですか「十割そば」。そばの風味が口いっぱいに・・・いいんですよね~。こういう店に出会った時は即断即決が基本です!「大将!十割そば、お願いします!天ぷら盛り合わせ付きで!!!」
オーダーした、お目当ての十割蕎麦、そして天ぷらの盛り合わせ。「美味しい蕎麦屋では、必ずサイドメニューも食べるべし!」これ、私うっしーの鉄板グルメ哲学です。こだわり抜いた蕎麦を提供するからこそ、脇を固める料理にも一切手を抜いていないと思うんですよね。ちなみに、お品書きに飛露喜とか十四代という名前がちらりと見えましたが、今回は勤務中ということで涙を飲んで自重しました、隣の団体客の美味しそうに日本酒を飲みながらの話声に惑わされぬよう瞑想すること10分、ついに蕎麦のお出ましです。
■茨城県ブランド常陸秋蕎麦を「十割そば」でいただける贅沢!
食器は一切飾らず、ただただ蕎麦を引き立てています。さて、つゆに少し浸していただきましょう。口に運んでみると、・・・ふぁ~と広がる蕎麦の風味。これが常陸秋蕎麦なんですね。少し濃い目のおつゆの味も相性良く、噛めば噛むほど甘味が出てきます。そして蕎麦特有の香ばしさがまた一段と強く感じて!これは一生噛んでいたくなる、幸せな気持ちになります。「う~~~~~ん。本当にうまい!」添え物の天ぷらも塩とすだちでいただきます。フグの天ぷらが出てきて初めて食べましたがこれまた美味い!一切れが永遠に感じるくらいに美味かったです。蕎麦も天ぷらも、これは良いものだなぁという感想しか出てきません、シンプルに気取らず、至高の時間を過ごさせていただきました。
帰り際に店主さんに話しかけられました。美味しいお蕎麦をいただいたことの御礼など、少しお話ししていくなかで、大変印象的な言葉がありました。「食べログなんかのサイトは一切見ない!他人の評判を気にしていたら職人の仕事じゃないよ」と。深い言葉ですよね~。蕎麦の味が一段と美味しく感じることが出来ました。住まいの匠を追って取材に来た茨城県で、まさかの食の匠にも出会うことができました。いかがでしたか?「うっしーの快適めし」。こんな感じで、次回も食を求めて・・・いや、匠を求めて取材の帰りにふらっと楽しい出会いを見つけご報告していきますね。よろしくお願いします。