こんにちは。快適事務局スタッフです。
実は10月24日にスペイン大使館で行われた
“HIKARI NO SHITSURAE~光と和に佇むスペイン家具~”
という展示会に参加する機会をいただいたので、事務局女子スタッフで行ってきました!

<スペイン大使館入り口の看板>

入り口から雰囲気がありました。
大使館に入れる機会なんてそうそうないので、緊張とワクワクで高まっていました。(笑)

荷物チェックを受けてから(簡易的な空港の検査場みたいでした)いざ大使館内へ!
館内は白と赤を基調とした、シンプルでありながらもスペインの情熱さを感じるような雰囲気でした。

<展示スペース入り口にあったウェルカムドリンク>

 

今回の展示会はタイトルにもあるように、スペイン家具と日本の“和”の融合をコンセプトに、スペインの家具やインテリアメーカー10社が参加していました。
そして今回の展覧空間デザインを手がけたのが、大成建設株式会社さん。
大成建設株式会社さんは、スペイン大使館の建設にも携わっており、又スペイン大使館のすぐ近くにあるThe Okura Hotelの建て替えにも携わっています。

今回のセミナーでは、『今回の展示について・The Okura Tokyoの建て替えについて』を大成建設株式会社さんからお話していただきました。

●今回の展示について

日本の庭園によく見られる水が動くようなデザインの枯山水の上に穏やかに揺れる椅子を置くことで、視覚的・体感的にゆらぎを表現していました。

メーカー名:expormim
(伝統的なラタン工芸の職人達による高級でユニークな家具をつくっている。)

白いプランターの下に照明を入れることによって、日本の行燈のように足元を柔らかく照らすことができます。

(家具以上のものを… 地中海のライフスタイルを作り出している。)

 

小上がりスペースを設けることで、異空間を感じつつも同じ空間を共有することができ、
椅子に座った時と小上がりスペースで横になった時、同じ目線で会話をすることができるようになっていました。
色合いも抹茶色のソファと優しい白い机を合わせることで、畳にも違和感なく溶け込んでいました。
奥の壁面にある青いタイルもスペインのタイルメーカーBESTILEのもの。合わせる家具や色によって、和にも洋にも変化することができそうですね。

メーカー名:Sellex (ソファ・机)

(施設向けのデザイン家具を作る会社。)

 

●The Okura Tokyoの建て替えについて

オークラ東京が新しく生まれ変わり、2019年9月12日にオープンしました。
『和を継ぐホテル』をテーマに建て替えを行い、取り壊す前のロビーを徹底的に調査し、以前のオークラロビーで使用していたものを再利用しているそうです。

<新しいオークラ東京のロビー ※TheOkuraTokyoHPの写真より>

オークラを象徴する照明器具「オークラ・ランターン」はまわりのプラスチックを張り替え、満開の梅の花のように見立てた「梅小鉢のテーブルと椅子」のテーブルは天板を、椅子は布を張り替えて復元しているそうです。

The Okura Tokyoは、ヘリテージウィングとプレステージタワーに分かれており、
ヘリテージウィングは、日本の伝統や和を継承するホテルとして、
プレステージタワーは、東京の躍動感や洗練さを取り込んだインターナショナルホテルとして建てられました。
その二棟に統一感を持たせるために、両建物の入り口にはすだれが施されています。

<正面エントランス https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1205920.htmlより引用>

今回、セミナーに参加させていただいて『和の融合』を強く感じました。

スペインには“情熱の国!”というイメージがあったので、日本家具とどうマッチするのか参加するまでは想像できませんでしたが、実際に見てみると違和感を感じることはなく、むしろ心地よさと美しさを感じました。

日本の文化や伝統を守りつつも、海外の方にも馴染みやすいような仕様・デザインにすることによって
日常生活に自然と溶け込み、日本の良さを伝えることができるのではないかと思いました。

来年には東京オリンピックが開催されますし、外国人観光客がどんどん日本の文化に触れることが増えそうですね!

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