こんにちは。
西日本サポートセンター(大阪)の大川です。
台風15号で大雨・暴風などで被災した千葉県の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
何故こんなに自然災害が続くのか?新聞やテレビの報道を見るたびに心が痛みます。
その日は本社(東京)のメンバーも電車が止まり会社になかなかたどり着けないと言っていました。
そこで今回は、住宅の風圧力(台風など)に抵抗する度合いを示した「耐風等級」についてお話したいと思います。
みなさんは住宅を建てる時に「耐風等級」というものがある事をご存知でしょうか?
そんな基準は初めて聞くという方もいると思います。
具体的に説明すると、耐風等級には「等級1」と「等級2」の二つがあります。
◆耐風等級1
・稀に発生する暴風に対して、構造躯体が損傷しないこと。
・極めて稀に発生する暴風による力(稀に発生する暴風による力の1.6倍と定義)に、構造躯体が倒壊、崩壊等しないこと。
◆耐風等級2
・稀に発生する暴風の1.2倍の力に対して、構造躯体が損傷しないこと。
・極めて稀に発生する暴風による力(稀に発生する暴風による力の1.6倍と定義)の1.2倍の力に、構造躯体が倒壊、崩壊等しないこと。
ちなみに、「稀に発生する暴風による力」とは、50年に一度。「極めて稀に発生する暴風による力」は、500年に一度発生する暴風のことです。
▲耐風等級は「構造の安定」の中に含まれます。
(画像引用)一般社団法人住宅性能評価・表示協会
正直、言葉だけでは想像がつかないと思います。
ただ、新築住宅を建てる際に「耐震性」については皆さん非常に関心があると思いますが、「耐風性」についても今後考えていく必要があるのではないかと思います。
最後に未だ心配な状況が続いておりますが、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。