彩羽工藝舎|代表取締役 中村 和彦 氏|山梨県南アルプス市
山梨県出身。大学で建築学を学び、卒業後大手建設会社に就職。その後住宅メーカーに転職し、以来現場で施工管理のプロフェッショナルとして従事する。2013年自らの考える理想の家造りを実現する為に、彩羽工藝舎を設立。山梨の気候に合った機能性を兼ね備えた自然素材の家造りが評判となり近年受注数を伸ばしている。<顧客第一主義>をテーマに、自身も「住宅ローンアドバイザー」の資格を取り資金面でのサポートにも力を入れている。 モットー/「誠実」 趣味/ゴルフ、奥様との旅行
■ お客さまの要求に寄り添った「家造り」をしたいという想いがずっとあった。
Q)彩羽工藝舎の業務内容と特徴について教えてください
弊社は、新築住宅の販売・建築をメインにお願いされればリフォームを行っています。セールスポイントとしては、小さな工務店だからこそ出来る小回りの利いた対応とサービスに自信を持っています。常に本当の意味での「顧客第一主義」を心がけています。
【手作りの看板がお出迎え】
Q)5年前に設立されたとお聞きしましたが、その経緯を教えてください
長年ずっと大手ハウスメーカーなどで、建築現場の施工管理のプロとして仕事をしてきました。
その中で、大手に所属しているとどうしても会社都合でのお客さまとの折衝が多くなってしまうことに対する疑問がずっとありました。本当は、もっとお客さまの要求に寄り添った家造りをしたい。そうした想いから、55歳になった2013年に独立しました。一生の仕事として「家造り」と向き合ってきましたので、色々なことがわかるようになったこの年齢だからこそやってみたいと思ったんです。
Q)ご家族は、反対されなかったですか?
元々ウチは、夫婦で仕事の話を色々していましたので、反対されなかったです。私の家造りへの想いにずっと耳を傾け一番理解してくれていたのが妻でしたので、本当感謝しています。
■ホームページは、お客さまに信頼を渡す為の大切なツールだと思う。
Q)独立されて一番苦労されたことは何ですか?
それは、勿論「集客」ですね。ずっと現場一筋でやってきましたので、自分もどこか営業が苦手という意識がありました。ただ、それでは何も始まらないなと思い、セミナーなどに参加しPRについてもイチから勉強しました。そこで、わかったことはまずは自分をきちんと知ってもらうこと。これは、当たり前のことのようで、とても難しいと気づきました。今も努力している最中です。
Q)ホームページの中で、ご自身の<家造りへの想い>なども書かれていますね。
はい。一般的な作り方かどうかわかりませんが、きちんと自分がどんな職人なのかを伝えないといけないと思ったんです。それで、「家づくりへの情熱」などのテーマを設け、自分の考えを素直に載せています。最近ではお客さまから打ち合わせの中でその話題を出されたりすることもあり、意外と細かく読んでくださっているなと感じることが増えました。そういう意味では、お客さまに「ここで大丈夫」と最後の背中を押す役目にはなっているのかなと思います。やはり、お客さまからすると家は一生モノの買い物ですからね。1つでも多く確かな信頼を渡す意味ではホームページの役割は大きいと感じています。お客さまに信頼を渡す為の大切なツールだと思ってます。
【公式ホームページ/「家づくりへの情熱」コーナー】
■お客さまに嘘を言わないこと。ごまかすと必ずバレて信頼を失う。
Q)大手ハウスメーカーとの差別化で大切にしていることはありますか?
そうですね。私自身、ずっとそちら側にいましたから逆に大手メーカーにはできないことがはっきりわかっているつもりです。そこをきちんと意識しながら、お客さまと向き合うようにしています。一番は、細かなことにもキチっと対応することが大事ですよね。打ち合わせを進めていく中で、お客さまの知識や考えも少しずつ変化していきます。そうした中で起こる変更希望を、極力くみ取ってあげて対応すること。こうした対応は、やはり色々制約事項を抱える大手ハウスメーカーでは難しいと思いますから、このあたりは、セールスポイントとしてきっちりお客さまにも初めに説明しています。あとは、お客さまに嘘を言わないこと。仕事を進める中で、私自身ミスや間違いをしてしまうこともあります。ただ、その時にごまかすと、後で必ずバレて信用を失うことになります。大手ハウスメーカーと違い小さな信頼の積み重ねで仕事をさせてもらってるので、“誠実”に仕事をすることを肝に銘じています。
Q)細かな仕様変更に対応するのは、大変ではないですか?
はい。もちろん大変です。ただ長年現場をやってきて、作り手の言い分ではなくお客さまの要求に寄り添うことが最終的にみんなを幸せにすると思っています。これは独立した時のテーマでもありますからこの部分は譲れないですね。現場の職人さん達には迷惑をかけることもありますが、その場合は必ず現場に行き、直接顔を見て話をし理解してもらうように心がけています。
【施工実績/「回遊できる水廻りのある家」】
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インタビュー後編「資金面の相談も、<顧客第一主義>にとっての大きなテーマ」
彩羽工藝舎
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