#9「お客さまの立場にたって、一緒に不安を解消すること。」

■ 創業１６１年。イメージキャラクターの＜ちょんまげ大工＞は初代がモチーフ。

Q）㈱市理の業務内容と特徴について教えてください。

江戸時代の安政３年に所沢で創業し、以来ずっとこの土地で建築業を家業として営み今年で１６１年を迎え私で六代目になります。五代目である父・良明が社長です。主に新築の注文住宅を手掛け、最近はお客様の資金計画の相談から、お引渡しまでをワンストップで行えるような各種サービスの充実に力を注いでいます。

【本社にある大きな看板／キャラクター「ちょんまげ大工」がお出迎え。】

Q）表の大きな看板にある「ちょんまげ大工」のキャラクターは、何をイメージしたものですか。

はい。実は、あのキャラクターは創業者の初代をモチーフにしたものなんです。創業当時は、大工仕事だけで食べていくのは苦しくて農家との兼業で行っていたらしいです。以来ここ所沢でずっと商売をさせてもらっているのでそれをわかりやすく伝えたいなと思って作りました。小さなお子さんには、好評なんですよ。

■ 「家造りは正解がないのが楽しい。お客さま１人１人ライフスタイルが違う。」

Q）この仕事に就いたきっかけを教えてください。

社長である父は職人気質で、あまり私に家造りを手伝えとか言わない人でした。なので私も、建築の仕事をするとは学生時代は全く思ってなかったんです。ある時親戚がやっていたエアコン修理の仕事をバイトで手伝っていた時に、修理が終わって喜ぶお客さんの顔を見ていたら、ふと父の家造りの仕事を思い出して「これが、新築の家を建てた時ならお客さまはもっと喜んでくれるんだろうな」と思ったんです。そのことをきっかけに、家造りの仕事に興味を持ち始め気がついたら家業の㈱市理に入ってました（笑）。

Q）この仕事の面白さは？

やはり、正解というのが１つではないということでしょうか。お客さま１人1人それぞれに別々のライフスタイルや価値観があるので、そこと向き合うのが難しい点でもありますが楽しい点でもあります。結果としてお客さまの喜ぶ顔を見れる瞬間に、「ちゃんと仕事をした！」っていう充実感を感じることができるんです。本当難しいですが、やりがいのある仕事だと思います。

■ 「契約前のお客さまの立場にたって、どれだけ一緒に不安を取り除けるかが大切」

Q）現在、顧客獲得の為に力を入れている業務について教えてください。

はい。特に意識しているのは、やはり契約前のお客さまの立場にたってどこまで不安を取り除けるかが
凄く大切なポイントと考えています。その部分で、まずはやはりＰＲですね。3年前に着手し、ホームページ、YOUTUBE、ブログなど市理を知らない人に知って頂く為の情報発信を思いつくことは全て試してきました。その成果もあって、以前の住所などの基本情報しかのっていない簡単なホームページの頃、知り合いの紹介案件以外新規受注がなかった状況が、今では全くの新規顧客の受注獲得に繋がっています。
ほぼ、皆さんホームページで弊社の施工実績や社長と私の顔写真などを見て安心感を持ってお問合わせしてもらっています。家造りは、人生における大きな買い物です。やはりしっかりと信用をしていただけるようこちらから情報を発信することの大切さを実感しています。

【公式ホームページ／六代目寛樹のブログ。自身が気になったことを積極的に発信しています。】

その次は、１組１組毎にあった住宅資金計画を一緒に考えてあげることです。家の提案をする前に、それぞれにどのくらいの予算が適した無理のない資金計画なのかを一緒に考えます。提携しているＦＰ（ファイナンシャルプランナー）を無料でご紹介し積極的にサポートしています。そうすることで、お客さまとの距離もグーンと近くなり資金計画のメドがたった時には、ほぼ信頼して頂き家造りの具体的相談へと進んでいただいています。価格の安い高いももちろん大切な要素ですが、やはりまずはお客さまの信頼を得ることに全力で向き合うことが何より大切と考えています。

【施工中の現場にて／資金計画から一緒に進めてきたお客さまと一緒に記念撮影。信頼感が違います。】

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インタビュー後編「積極的に発信していくことで、色んな可能性が広がる」

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