COREDO室町1(東京都中央区日本橋室町2丁目2−1 5階)
今世の中で話題になっている事象にスポットを当てみなさんにわかりやすくお伝えする「おとわさんのトレンド解説。はなしのタネ。」第17回目のテーマは、映像やプロジェクションマッピングなど空間全体を演出するクリエイティブカンパニー<NAKED>のお話。映像等のイベントが好きな皆様!!お待たせいたしました!!NAKEDは映像やプロジェクションマッピングなどで人々の体験をデザインすることをコンセプトに、ドラマのタイトルバックやミュージックビデオ、企業VPを中心とした、数多くの作品を手がけています。近年では3Dプロジェクションマッピングや映像などを使った空間演出など、映像やグラフィックのみならず空間全体の演出に力を入れています。そこで、<NAKED>はどのようなイベント企画で集客を伸ばしているかを調べるべく、いけばな草月流やリプトンなどとコラボしたイベント<FLOWERS BY NAKED>へ実態調査に行ってきました。
【東京メトロ半蔵門線 三越前駅から徒歩1分】
【COREDO室町1<5階日本橋三井ホール>にて五感で巡る体感型庭園が開催】
人気急上昇中のクリエイティブカンパニー<NAKED>って何??
<NAKED>は、映像やプロジェクションマッピングなどで、人々の体験をデザインすることをモットーとする会社です。1997年の設立以来、ドラマのタイトルバック、ミュージックビデオ、企業VPなどを中心とした、数多くのクリエイティブワークを手がけているそうです。最近では、3Dプロジェクションマッピングやイルミネーション、映像などを使った空間演出を中心にクリエイティブカンパニーとして活動しています。例えば、京都市とコラボして<二条城×NAKED 世界遺産登録25周年記念 二条城桜まつり2019>を開催したり、皆さんも大好きな日本テレビ系列<ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!>大晦日年越しスペシャル<2018年 絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時!>で『ヒポポ族の呪いの偶像』と題された5体の偶像が喋り出すシーンの演出をしました。声の演出と合わせて偶像の表情が変わったり、実際に喋っているような演出を行なっています。
【2019年3月21日(木・祝)〜4月14日(日)まで開催中】
【<2018年 絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時!>の映像】
クリエイティブカンパニー<NAKED>が人気の理由とは? ?
<NAKED>は2012年に東京駅で開催された<TOKYO HIKARI VISION>を手掛けたことがきっかけとなり、様々な企業・行政とコラボしていることが更なる注目を集めています。皆さんも記憶に新しいかと思いますが、東京駅丸の内駅舎をスクリーンに見立てた豪華な映像ショーは数多くの人を集めたことで大きなニュースにまでなりました。プロジェクションマッピングは新しい技術でもないそうで、従来からあるプロジェクターの出力が大きくなったため、映像がテレビ画面など決まったフレームから飛び出て色々な動きを様々な物体に投影することが出来るようになったそうです。もちろん、物の動きに合わせて映像を調整していく、創り上げていく作業は技術がありますが。他のクリエイティブカンパニーとの違いとしては、圧倒的に行政や自治体とのコラボが多い気がします。2013年には、東京国立博物館とコラボで開催した<京都-洛中洛外図と障壁画の美>など、お堅いイメージのある文化財を見ている方に良さを知ってもらう効果は相当あったそうです。リプトンなど企業に限らず、行政や自治体等ともコラボしてきたことが様々なターゲット客に受け入れられる見せ方ができると様々な業態から評価を得ているのだと思います。
【花びらを掬うと花が咲き、舞い散ります】
【リプトンと<NAKED>とのコラボドリンク】
【見ている人によって変わる生け花と音響】
【フルーツインティー ¥1,000(税込)】
工務店も異業種とコラボして映像を活用した展示会等にお金を掛けるべし!!
ほとんどの工務店は、完成見学会や構造見学会等で住宅ローン無料相談会や補助金セミナーを行い、集客を強化しています。それを開催するための集客費用を思い返してみますと、ポスティングチラシや当日の会場費などの開催費でも100万円弱は掛かるかと思います。一回の見学会等でそこまでの費用を掛けるのであれば、減価償却費で3年と考え、私は毎回流用できるプロジェクションマッピング用の映像を100万円で作成するのもアリだと思います。例えば、バーベキューや家族で和気あいあいと話をしている映像や、壁や柱に触れると材料のメリットが表示される映像、更に匂いなども併せて作成してそこで住むとどういうライフスタイルが出来るかを表現できるプロジェクションマッピングであれば、面白いと思います。先ほどの話の通り、重要文化財に興味がなかった若者もプロジェクションマッピングを行うことで博物館への来場をかなり増やしている効果が出ているため、今後住宅を建てていく若者世代に工務店の良さを知ってもらう機会作りにもなるかと思います。まずは、見学会などの展示会に来てもらわなければ、話すらまともに聞いてもらえないのが現実です。今後、住宅着工戸数が減る中、いかに一棟当たりの坪単価を増やし現状の年間棟数で経営していくことを考えると、まずは消費者と会う機会を増やすことから始め、工務店の家造りに消費者に共感頂くことだと思います。
【体験重視で映像と匂いを通して、いち早く桜を満喫】