今回の快適めしのお店)十勝ぶただん
住所)北海道河東郡音更町 大通6丁目3−2
営業)11時~15時
休日)日曜日
今年の夏は本当に暑いですね・・・。外に出ていると、汗が噴き出て頭が沸騰するかのよう。夏と言えばかき氷!子供の頃はコーラ味が好きでしたが、今では宇治金時しか頼まないくらいようになってしまい、大人の階段を駆け登っているうっしーです。それにしても、外に居続けると危険を感じるほどのこの暑さ、皆様くれぐれも熱中症にはお気を付け下さい。
さて、今回の舞台はついに本州を飛び出て北海道です! きっかけは『快適住実の家』北海道担当の大先輩・事務局いまいさんから、北海道河東郡の匠がこよなく愛する「快適めし」があるからぜひ来てくれと要請があったこと。北海道の「快適めし」なんて、これは美味いに決まってますよね。そうと決まれは即実行!ということで、私うっしー成田空港から今井が待つ新千歳空港へ飛んでいきました!使った便は勿論LCCです。だって自腹なんだもの・・・。
2時間弱のフライトを経て、やってきたました北海道!長袖一枚でちょうどいい感じ、涼しい~!空港で今井と合流し、そのまま車で匠と「快適めし」が待つ帯広方面へ向かいます。ここから車で・・・、3時間半!?やっぱり、北海道はでっかいんだなぁ。自然のままの広大でなだらかな高原の風景に見とれつつ、運転していただいている大先輩・いまいさんを退屈させないよう話題を繋げて3時間強経った頃・・・。
着きました、今回の目的地である「十勝ぶただん」です。いまいさんの話の通り、北海道河東郡の匠・株式会社ダンホーム様の隣にあるお店で、ただならぬ繋がりを感じます。そして、今回取材するのは帯広名物「豚丼」!私うっしーは帯広名物ということを知らなくて、そもそも牛丼が豚になっただけでしょ?と思っていました。北海道出身のいまいさん曰く、全く別ものとのことで、今回本場の豚丼を初体験するわけです、これは期待しちゃいますね!では、おじゃまします!
中に入ると、飯屋というより家のダイニングのような雰囲気。3人の女性スタッフがお店を切り盛りされていて、手際よく接客に調理、配膳をこなしていました。それにしても、親戚の家に立ち寄ったような、気さくで明るい感じです。後で話を聞いたところによると、この物件はやはり(株)ダンホーム様が手掛けたものとのこと。どうりで店舗というより住宅、家庭的な印象を受けるわけです!落ち着ける雰囲気でとてもいいですね。
ここでメニューを拝見。天丼や定食もありますが、もちろん目当ては名物豚丼!お肉の種類を選べるということで、ここはロースとバラ両方味わえるミックスに決めました。さてさて、初めての帯広名物とのご対面に期待が高まります!
■豚丼ミックス(ロース・バラ)小鉢・野菜サラダ・味噌汁・お漬物付) ¥900(税込)
来ました、今回の「快適めし」!これが豚丼か~、確かに牛丼のイメージとは違って肉厚なロース肉とバラ肉が丼いっぱいのご飯の上に乗っかっています。これは美味そう・・・!お味噌汁に加えて、さらにミニサラダと小鉢までついていて、お店の雰囲気そのままの優しさが料理にも表れているようです。どれ、一口・・・。うん、いいですね~、炭火で焼いているのがお店のこだわりだそうで、しっかり歯ごたえがあってジューシーなお肉。ご飯との相性も抜群です!
すると、同席していたいまいさん。何やら自分の豚丼に卓上のたれをかけ始めました。なんと、豚丼にはお店秘伝のたれを各自追加でかけて食べるのが常識だそうなのです。そして、豚丼には一味唐辛子ではなく山椒をかけるのが基本とのこと。へぇー、うっしーのグルメ脳がまた一つアップデートされました。極力、基本の形を味わうために調味料は使わなかったのですが、郷に入っては郷に従えということで、追加でかけていきますよ~。さて、どう変わるのか・・・?
これは!めちゃくちゃ美味い!!甘辛で濃厚なたれとそれを引きたてる山椒の絶妙なコンビネーションが、お肉の旨味を引き出しています。さらに、たれがご飯と絡むことでお肉とご飯の食べ合わせが最高潮に!これが豚丼の真の姿・・・ッッ。長旅の疲れもぶっ飛ぶ美味さに、北海道来て大正解だったなぁ~と満足感に耽るうっしーなのでした。ごちそうさまです!
今回伺った「十勝ぶただん」ですが、先代のオーナーが引退した際に存続の危機に陥ったことがあったそうです。それでもスタッフはお店を続けたいという想いがあり、その声に支援の手を差し伸べたのが(株)ダンホームの先代社長でした。営業再開のため支援を行い、さらには移転先の物件の施工と手配まで行って、現在でも隣り合って営業を続けています。このように、今回の「快適めし」と匠はとても強い絆で結ばれているのです。
これまで様々な「快適めし」を取材してきましたが、匠とこれほど深い関係性があるところは初めてでした。地域密着というキーワードは『快適住実の家』が考える匠の条件として度々触れてきましたが、地元のお店が存続できるよう支援し、店舗の施工まで手掛けるとなると、それは地域社会に貢献しているといえるんじゃないかと思います。工務店様が人の暮らし、そして住んでいる人がいる地域のために自らの技を活かすこと。地域密着の一つのあり方を、具体的に体感できた今回の「快適めし」でした。